2023年10月30日 / 最終更新日時 : 2023年11月2日 kawanaka-copywriter 気になる言葉 「フランケンシュタイン症候群。」 とは人間がロボットやAIなどに憧れる反面、逆に支配されることを恐れる複雑な感情(先月の『GLOBAL AGENDA』)。メアリー・シェリー著「フランケンシュタイン」で人間に復讐する人造人間の怖ろしさに例えたが、人間が対応 […]
2023年10月23日 / 最終更新日時 : 2023年11月2日 kawanaka-copywriter 気になる言葉 「僕がこの地球に生きてることもね。やっぱり冷暖房の家に住んで、できるだけ旨いもの食って、自分の欲望なりに生きようとして。本来、がん細胞である僕たちが、いつか地球を滅ぼして、自分も死ななきゃならん。それをがん細胞が教えてくれる。」 がん細胞が自分を殺す事で、がん細胞自身も死ぬという関係を、自分がん細胞と地球に譬えた大林亘彦の言葉だ(8月の『最後の講義』)。20年に死去する直前の収録で足元おぼつかず、あたかも今こそ地球の死が近い状況であると警告を発し […]
2023年9月11日 / 最終更新日時 : 2023年9月7日 kawanaka-copywriter 気になる言葉 「人類は、−唯一無二の人類は−絶滅への途上にあり、他方図書館は永遠に続くだろうと思われる。」 とアルゼンチンの作家・ボルヘスは言った(先月の『読売新聞』朝刊/編集手帳)。処理水排出でも原発稼働、絶えることなき戦争、内戦、見て見ぬふりの地球温暖化がもたらす命の危機、不安に満ちた老後。「絶滅」を拒否できぬ事態が並ぶこ […]
2023年9月4日 / 最終更新日時 : 2023年9月1日 kawanaka-copywriter 気になる言葉 「野球の常識が全てではない。」 と“常識に囚われないこと”をモットーに指導し慶応高校を107年ぶりの夏の高校野球優勝に導いた森林貴彦監督の言葉だ(先月の『読売新聞』朝刊)。他競技の経験者の言動にそれを学んだと言うが、自分、自社、日本など「野球」の代わり […]
2023年8月31日 / 最終更新日時 : 2023年9月1日 kawanaka-copywriter 気になる言葉 「『やり方はいくらでもある』と、おばあちゃんは猫でテーブルを拭きながら言った。」 というフィンランドの諺をイラストレーターの金井真紀氏が紹介(先月の『NHK短歌』)。布巾の代わりに猫の体毛でテーブルを拭く発想には笑うしかないが、ビジネスの成功者は多かれ少なかれインパクトある常識破りを行う。その中には「 […]
2023年8月28日 / 最終更新日時 : 2023年9月1日 kawanaka-copywriter 気になる言葉 「背中のカーブが、一番老けて見える。」 と日本スポーツ協会公認スポーツドクターでヨガ指導者の高尾美穂氏(先日の『キュレーターズ_マイスタイル×ユアスタイル』)。背中が丸いと肺が膨らまず呼吸が浅くなって自律神経も乱れるとか。タレントも背中のカーブまで気が回らない […]
2023年8月21日 / 最終更新日時 : 2023年8月20日 kawanaka-copywriter 気になる言葉 「自分がすること、選ぶこと、見ること、聞くこと、自分の身に起こること、全て『宝くじを買っている』と考えればいいのではないだろうか。」 というヨシタケシンスケ氏の言葉を昨年の「&Premium」(5月号)で紹介。つまり、宝くじが外れても人はそれほど落胆しないように、ほどほどの期待を抱きつつマイナスの結果になっても過度に反応しない。全て今後の糧になると思え […]
2023年8月14日 / 最終更新日時 : 2023年8月19日 kawanaka-copywriter 気になる言葉 「100%の障害者はいないし、100%の健常者もいない。」 という父・寬仁親王の言葉を瑶子女王殿下が紹介(先日の『皇室ご一家』。「人間は皆、身体か精神のどこかに障害部分も健常な部分も併せ持つ」という意味で納得がいく。人はそうした「障害」を許し許されつつ生きる。障害者手帳を持つ方を […]
2023年8月7日 / 最終更新日時 : 2023年8月5日 kawanaka-copywriter 気になる言葉 「俺の上にね、もう一人、俺がいるんですよ。」 七代目立川談志のこの言葉を立川志の輔師が紹介。先日の『インタビュー 達人達(たち)』。噺の中の登場人物が、演じる自分にも予想外の出方をする不思議な感覚を表す。人は自分と相対する別の「自分」を確かに自らの内に感じ対話し励ま […]
2023年7月31日 / 最終更新日時 : 2023年7月30日 kawanaka-copywriter 気になる言葉 「生きていくのは大変だ。人はみんな泣きながら生まれてくる。笑いながら出てくる赤ん坊なんていねぇ。生きるって、泣くことだ。でも、生きていくなかで、笑うことを覚えて、いつか人に優しくできるよーさなる。」 人生の断崖に立たされた娘・ミユキ(優香)らに向けてマツコ(余貴美子)は山形弁でこう言った(先日の『やさしい猫』)。「つらい世の中」と現代を表す風潮があるが、そもそも人生とは「泣くこと」で、つらいはず。それでも生き笑おうと […]