2023年5月26日 / 最終更新日時 : 2023年5月30日 kawanaka-copywriter 気になる言葉 「書くことが北なら、話すのは南。」 という表現で「書く」と「話す」の方向性の差を指摘した若松英輔氏(先日の『日本経済新聞』朝刊)。司馬遼太郎も同じことを書いたと言うが、それは話すことが苦手な書き手の思い込みのような気がする。書き言葉は話すより正確で、話し言 […]
2023年5月25日 / 最終更新日時 : 2023年5月30日 kawanaka-copywriter 気になる言葉 「お米残したら、目つぶれる。」 という日本の教えが好きだと語り「だからお米は最後まで食べてください」と言ったヴァニア・ファティマ・アラウジ氏(先日の『ワタシが日本に住む理由』)。在日25年、兄妹を育てるブラジル人・シングルマザーのこの言葉がいま日本人の […]
2023年5月24日 / 最終更新日時 : 2023年5月30日 kawanaka-copywriter 気になる言葉 「テロップをそこうまく切り取って、あたかも本人の発言のように切り取って、ネットで拡散していくので。」 と田村淳氏(先日の『ワイドナショー』)。林修氏が自身のコメントの一部を切り取り「年収890万~920万ないと社会のお荷物」と虚偽の見解を投稿した人物に訴訟を起こす考えとの報に。そうかもしれないが読解力不足の可能性もあるほ […]
2023年5月23日 / 最終更新日時 : 2023年5月30日 kawanaka-copywriter 気になる言葉 「エアプロテイン。」 とは二酸化炭素からつくるタンパク質でサプリメントなどでの利用が視野に(先日の『日本経済新聞』朝刊)。世界人口は50年に約97億人と予測され懸念されるタンパク質不足に植物肉など代替タンパク質の世界市場は30年に3兆3113 […]
2023年5月22日 / 最終更新日時 : 2023年5月30日 kawanaka-copywriter 気になる言葉 「ひき殺して進め。」 敵国上陸時に都民と戦車連隊が衝突し往生した際の対応を訊いた将校への少佐の答えを司馬遼太郎がこう残す(先日の『yes!?明日への便り?』)。司馬はこれを原点に日本人の変貌を明らかにする動機で小説に向かう。「他人は石」と言っ […]
2023年5月21日 / 最終更新日時 : 2023年5月30日 kawanaka-copywriter 気になる言葉 「何でも自己責任を問われる社会では、困ったことが起こっても『すべて自分が悪い』と考えてしまう。」 と安藤優子氏(『生活と自治』5月号)。その原因を「(介護など)問題を何でも家に押し込めて解決しようとする自民党の“イエ中心主義”」に求める。選択的夫婦別姓も同性婚も拒むこの党の姿勢を放置しG7広島サミットで成果を挙げたと […]
2023年5月20日 / 最終更新日時 : 2023年5月30日 kawanaka-copywriter 気になる言葉 「日本ワイン。」 を連載する「メトロミニッツ」は4月号で国産ワインの特長を「繊細な味わい」と書く。日本ワイン発祥の地・山梨県は、19年に「ワイン県」宣言を行い日本オリジナルのぶどう品種「甲州」を推す。妻の実家で飲んだ甲州ワインは、新鮮なぶ […]
2023年5月19日 / 最終更新日時 : 2023年5月30日 kawanaka-copywriter 気になる言葉 「木彫りを何度も何度もつくり直して念入りに仕上げていく。丹精すると言いますね。それが文学にもある。」 と大江健三郎(先日の『100年インタビュー 作家・大江健三郎』)。これを大江は「エラボレイト」と言った。推敲すると「最初の原稿は残ってない」ほど朱字が入ったというが、すべからく文章とはそのようなものだと言える。夜書き上げ […]
2023年5月18日 / 最終更新日時 : 2023年5月30日 kawanaka-copywriter 気になる言葉 「この世で一番強いのは、水です。」 中学時代のブルース・リーが不良に殴られた後で入門した香港武術の道場主・イップマンの言葉だ(先日の『yes!?明日への便り?』)。相手に合わせ姿を変えるのが真の武術と諭された。硬直せず拘泥せず柔軟に臨むのを良しとすれば、人 […]
2023年5月17日 / 最終更新日時 : 2023年5月29日 kawanaka-copywriter 気になる言葉 「頑張ったってダメよ。年はとるのよ。」 と奈良岡朋子は言った(先日の『奈良岡朋子 俳優、75年の旅』)。「戻る訳じゃないでしょ。先に進むだけです」、そう老いるのではなく「先に進む」と考える。ならば先に到達しただけの発見や歓びがあるに違いない、と彼女は考えたのだ […]